絶対視点

絶対視点

世界の大きさなんてわたしの腕じゃ測り知れない
宇宙ってそんな世界さえ粉粒一つにも満たないらしい

上には上があるものだとふてくされた貴方は言うけど
わたしはわたし、背伸びしても手を伸ばしてもわたしサイズ

強すぎる風が行く手を阻む時は
いっそ飛ばされてみるのもいいかなと
考えるのはわたしの弱さかな?

小さくて、見えなくても
わたしは昨日も今日も生きているよ
誰に追い越されてもいい
わたしの歩幅で歩いているよ

どれだけ大きな声でひたすらがむしゃらに叫んでも
隣街行き交う人達にはたった一言さえも届かない

大は小を兼ねるのだとえらぶって貴方は言うけど
わたしはわたし、くしゃみしてもいびきかいてもわたしレベル

大きなうねりがこの身を取り巻く時は
どうしようもないと判っていても
もがいて抗うのは無謀かな?

小さくて、見えなくても
わたしは今この場所を歩いてるよ
空は飛べなくてもいい
わたしのこの足で…

強すぎる風が行く手を阻む時も
後戻りは出来ない事だってあるんだ
前に進んでゆく強さが欲しい

小さくて、見えなくても
小さくて、見えなくても…

いつまでも、どこまでも
わたしはこの時代を歩いてゆくよ!
今日から明日へと
とめどない日々を歩いてゆくよ!